今年度 (2009年度) の日本ソフトウェア科学会大会の論文原稿は, A4サイズのPDFファイルで御提出いただきます. このページには,PDFファイル作成にあたっての注意事項 (特にフォントの埋め込み) についてまとめています.
2009年7月6日版のスタイルファイルを用いてPDFファイルを作成すると, A4サイズの紙面の左上の方に, B5相当の大きさの印字位置が片寄ってしまったPDFができる場合があります. そのような場合, 2009年7月15日版のスタイルファイル では, 大会論文の場合に印字位置がはじめからA4紙面の中心に来るように改訂しましたので, 7月15日版をダウンロードしてお使いくださるよう,お願いいたします.
御提出いただくPDF ファイルには, 埋め込むべきフォントはすべて埋め込まれている必要があります.
PDFファイルに,どのフォントが埋め込まれているのかを確認するには, Acrobat Reader を利用するのが簡単です. 「ファイル -> プロパティ」 で開くダイアログボックスの「フォント」 タブの中でフォント名の後に 「(埋め込みサブセット)」と表示されているフォントが埋め込まれているものです.
日本語フォントの埋め込みには様々な方法がありますが, ここでは2種類紹介します. なおここで紹介する方法は,環境依存で挙動が異なるかもしれませんので, 必ず生成されたPDFファイルを確認してください.
% platex paper.tex % dvips paper.dvi % ps2pdf -sPAPERSIZE=a4 paper.ps paper.pdf
ps2pdfに与える「-sPAPERSIZE=a4」は, 紙の大きさをA4にするためのオプションで, 環境によっては不要かもしれません. この方法で作成したpdfファイルには日本語フォントが埋め込まれるようです.
% platex paper.tex % dvipdfmx -f foo.map paper.dvi「-f foo.map」は,日本語フォントを埋め込むために必要です. ここで指定するfoo.mapは, 埋め込むフォントの対応を示す,以下のようなファイルです。 (ここではIPAフォントを埋め込むことにします.)
rml H :0:ipam.ttf gbm H :0:ipag.ttf rmlv V :0:ipam.ttf gbmv V :0:ipag.ttfWindows環境でTeXを使う場合は, msembed.mapなどのファイルがあらかじめ用意されているので, それらを使うのも良いかもしれません.
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