日本ソフトウェア科学会第26回大会の論文原稿 PDF ファイル作成案内

今年度 (2009年度) の日本ソフトウェア科学会大会の論文原稿は, A4サイズのPDFファイルで御提出いただきます. このページには,PDFファイル作成にあたっての注意事項 (特にフォントの埋め込み) についてまとめています.


PDFファイルにおける印字位置について

2009年7月6日版のスタイルファイルを用いてPDFファイルを作成すると, A4サイズの紙面の左上の方に, B5相当の大きさの印字位置が片寄ってしまったPDFができる場合があります. そのような場合, 2009年7月15日版のスタイルファイル では, 大会論文の場合に印字位置がはじめからA4紙面の中心に来るように改訂しましたので, 7月15日版をダウンロードしてお使いくださるよう,お願いいたします.


フォントの埋め込みについて

御提出いただくPDF ファイルには, 埋め込むべきフォントはすべて埋め込まれている必要があります.

フォントが埋め込まれたかどうかの確認方法

PDFファイルに,どのフォントが埋め込まれているのかを確認するには, Acrobat Reader を利用するのが簡単です. 「ファイル -> プロパティ」 で開くダイアログボックスの「フォント」 タブの中でフォント名の後に 「(埋め込みサブセット)」と表示されているフォントが埋め込まれているものです.

PDFファイルに日本語フォントを埋め込む方法

日本語フォントの埋め込みには様々な方法がありますが, ここでは2種類紹介します. なおここで紹介する方法は,環境依存で挙動が異なるかもしれませんので, 必ず生成されたPDFファイルを確認してください.

  1. dvips,ps2pdfを利用する方法
  2. % platex paper.tex
    % dvips paper.dvi
    % ps2pdf -sPAPERSIZE=a4 paper.ps paper.pdf
    

    ps2pdfに与える「-sPAPERSIZE=a4」は, 紙の大きさをA4にするためのオプションで, 環境によっては不要かもしれません. この方法で作成したpdfファイルには日本語フォントが埋め込まれるようです.

  3. dvipdfmxを利用する方法
  4. % platex paper.tex
    % dvipdfmx -f foo.map paper.dvi
    
    「-f foo.map」は,日本語フォントを埋め込むために必要です. ここで指定するfoo.mapは, 埋め込むフォントの対応を示す,以下のようなファイルです。 (ここではIPAフォントを埋め込むことにします.)
    rml  H :0:ipam.ttf
    gbm  H :0:ipag.ttf
    rmlv V :0:ipam.ttf 
    gbmv V :0:ipag.ttf
    
    Windows環境でTeXを使う場合は, msembed.mapなどのファイルがあらかじめ用意されているので, それらを使うのも良いかもしれません.

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